お座敷列車りんかい線体験乗車

ツアー会員券

 2002年12月1日に埼京線の恵比寿〜大崎と東京臨海高速鉄道(TWR)りんかい線の天王洲アイル〜大崎が延長開業し、相互乗り入れが開始された。それを記念して「お座敷列車りんかい線体験乗車」という団体旅行ツアーが企画されたので申し込んでみた。
 びゅうプラザ新宿主催で乗車区間は赤羽〜舞浜。旅行代金は3000円。上野駅のびゅうプラザで申し込みしたのだが、そこでは「びゅう会員券」が渡されただけで、乗車券は案内と共に後日郵送されることになっていた。送られてきた乗車券は今時珍しいスタンプと手書きの切符。また、案内には気になる記載が、「列車は高崎始発です。」申し込みの募集では赤羽からしか乗車できないのになぜ高崎始発?高崎から乗れるのなら乗りたかったが。回送ならわざわざ記載しないはずだし。
 運転当日の12/7(土)に高崎へ行くと案内書通り、お座敷列車「華」が止まっていた。車内に乗客らしき人が乗っていたので回送ではないようだ。別の所で募集した団体なのだろうか?自分は赤羽に向かうために上越新幹線に乗り換え。

団体臨時「東京りんかい線直通記念号」
車両
JR東日本 485系お座敷電車「華」
路線
JR東日本 東北本線 赤羽〜上中里
JR東日本 山手線 上中里〜大崎
TWR りんかい線 大崎〜新木場
JR東日本 京葉線 新木場〜舞浜
乗車日時
2002年12月7日(土) 9:10発、10:18着
乗車券類
乗車票

お座敷電車乗車口案内  「東京りんかい線直通記念号」の乗車ホームである赤羽駅5番線に行くと、床にちゃんとお座敷電車の乗車口案内が貼ってあった。今回のために貼ったわけではなく、以前からある感じだ。赤羽駅発の団体お座敷列車が多いのだろうか?


485系お座敷電車「華」  小山電車区所属の485系お座敷電車「華」。お座敷列車に乗車するのは今日が初めてだ。今回のツアーに参加した理由の一つが、なかなか乗る機会のないお座敷列車に乗るという目的だ。さらに、通常は通勤電車しか走らないTWRりんかい線にお座敷電車で乗ってしまうという珍しい体験ができる。


「華」のマーク  お座敷電車「華」の側面にあるマーク。


 赤羽を発車した列車は湘南新宿ラインの列車と同じ線路を走って池袋、新宿、大崎と停車していく。

記念乗車証  車内では添乗員が出席(?)を取って記念品(記念乗車証、記念プレート)を手渡していく。なぜか乗車券やびゅう会員券の確認は無し。


大崎駅停車中  大崎駅に停車中。


東京テレポート停車中  大崎駅でTWRの運転士と車掌に交代し、いよいよTWRりんかい線の新規開業区間へ入る。大崎を発車するとすぐに地下線になる。通過する各駅で電車を待っている人たちは「変な電車」の出現にびっくりしているだろう。
 途中の東京テレポートでは運転停車。珍しそうに車内を覗く人がいる。


 所で、お座敷電車はグリーン車である。当然グリーン料金が必要になるが、グリーン車の走らないTWRではグリーン料金はどうなっているのだろうか?旅行代金3000円には全区間の運賃、グリーン料金、記念品代が含まれているので詳細な料金は不明だ。TWRにはグリーン料金の規定が無いはずだから、JRのグリーン料金相当の料金を徴収しているのか?それともTWR区間は普通車扱い(グリーン料金無し)で運転しているのだろうか?

 新木場駅りんかい線ホームには普段いないはずのJR乗務員が待機している。そして再び運転士と車掌が交代してJR京葉線へ入る。この列車の最大の特徴としてりんかい線から京葉線への直通運転がある。りんかい線と京葉線はホームが別(上が京葉線、下がりんかい線)で改札口も別になっている。一旦改札を出て乗り換える必要があるが、この列車はそこを直通運転してしまうのだ。
 TWR70-000形電車のメンテナンス等はJR東日本へ委託しているため、回送用にりんかい線と京葉線を接続する線路が以前からあった。今回はその線路を営業列車として走るのだ。(もしかしたら、営業列車初かも?)
 今後は大崎側でJRへ回送できるので、りんかい線と京葉線との接続線路は使う機会が減るのかもしれない。しかし、逆に今回のように臨時列車で使う機会は増えるかもしれない。通常の通勤電車では運賃徴収の関係(両端がJRなのでTWRの運賃が徴収されない可能性がある。)で直通運転が出来ないが、団体臨時などなら確実に運賃が徴収できるので問題ない。

 新木場駅から舞浜駅はすぐ。乗客が全員降りた後、お座敷電車は蘇我方面へ回送されていった。

りんかい線と京葉線の連絡線  京葉線の電車から撮影したりんかい線と京葉線の連絡線。下へ降りる中央の2線がりんかい線へ続いている。両脇の線路を進むとJR京葉線の新木場駅ホームだ。


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